2011年8月9日火曜日

生物の表皮の機能に驚きました

3ヶ月ほど前に買った三重県産のレモン1パック3個入れで100円ほどでした。価格もさることながら、国産であることに引かれて買いました。5月の気温は昼間とは比較にならないほど夜は下がります。焼酎のお湯割りはこの月いっぱい続きます。おともには、若い頃は梅干を入れていましたが、血圧の関係で塩分控えめの生活ですので、レモンを使います。1個半使った時点で気温が上がり、ウーロン茶割に切り替えたために、レモンが残る結果となってしまいました。
半月後に残ったレモンのパックを見ると、切りかけのレモンには白いカビが発生していました。ネットで調べてみると、どうやら【灰色白カビ病(ボトリチス)】のようです。促成栽培にとって、天敵のような存在です。収穫後、店頭に並べられた商品にも被害は及びます。

表面的に被害の認められなかったレモンを、3ヵ月後焼酎に浮かべるために切ってみました。なにも問題は認められませんでした。そのままスライスして美味しい焼酎のレモン割を楽しめました。

数千年も前の【古代米】が発芽した事実は多くの事例が実証しています。米の表皮は籾殻です、この表皮が種の保存を助けているのです。表皮の形状は、両手を握ってみてください、その状態から左右を組み合わせます。指先で組み合った手は、自分の手では離せないでしょう。これが数千年の秘密です。水も空気も他の何者も寄せ付けないで、種の存続のチャンスを狙ってきたのでしょう。

米に限らず、多くの生物はそのような特殊な能力を携えて居ると思います。今回のレモンも、隣り合わせた病気からは安易に病原を受け入れない体制にあったと思われます。

今回の原発事故による被爆も、体外被曝は防御できても、口から入ってくる、体内被曝は想定外となってしまっているような気がします。

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