2011年3月13日日曜日

東日本巨大地震

今回の巨大地震の呼称はメディアによってさまざまです。
  • 読売新聞・日本経済新聞などでは「東日本巨大地震」
  • 産経新聞・朝日新聞・毎日新聞・時事通信社などでは「東日本大震災」
  • 共同通信社などでは「東北・関東大地震」
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震気象庁が命名したにもかかわらず、それぞれ違う呼び方をするのは、国民にとって迷惑な話です。新たな地震が発生した?とまで行かなくとも、混乱しやすいので統一して欲しいものです。外国からの救援隊や物資も到着して復旧も進んでいくでしょうが、言葉を理解しにくい外国の人にもわかりやすいことは大切かと思います。
語学勉強のためにニユージーランドに渡った語学生が地震災害に遭遇して時間間もない日に、この災害が日本に起ころうとは誰が想像したことでしょう。
これまでの地震でも「津波」に対する速報を見聞きしていました。スマトラ沖地震(マグニチュード9)津波災害は記憶に新しいとこですが、1960年に発生したチリ沖地震でマグニチュード9.5、さらに2010年チリ地震はマグニチュード8.8とありましたが、三陸地方はチリ地震に起因する津波をもろに受けております。とくに、1960年(昭和35年)の時は、18000キロ離れた岩手県大船渡市付近に最大で6mの津波が地震発生から約22時間半後に襲来した。半世紀後の今回の地震でも津波の影響で大きな被害が発生している。
想定外という言葉がありますが、自然災害には基準となる想定がないために、今回の地震や津波の規模は想定外というほか無いでしょう。
1960年に発生したチリ沖地震を教訓に、岩手県宮古市田老では津波に備えて高さ10mの防波堤を作りましたが、今回の津波で破壊されてしまったそうです。時速800kmで走る津波は、リアス式海岸の狭まった地域で速度を落とし(深度が浅いため)横綱の鉄砲突きのように破壊力を増して突進したのでしょう。

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